親と医師の上手なパートナーシップ

・このページの内容は、International WAGR Syndrome Association(IWSA)の許可を得て、IWSAweb site上の記事を翻訳・転載したものです→こちら
・誤訳・疑問等は、訳者にお問い合わせください:m-cho◎gk9.so-net.ne.jp(送信の際◎を@に変更)
Translated by Madoka Hasegawa, July 2015

子どもの担当医との良好な関係の築き方
WAGR
症候群の子どもや大人の親はたいてい、たくさんの医師と関わります。親‐医師の最も望ましい関係はパートナーシップ(協力関係)で、よい医療というゴールのために共に協力するというものです。

良好な親‐医師の協力関係を築くためのコツです:

・準備をしましょう
・受診する前に、質問事項を書いていきましょう。それを持参し、質問の答えを書き留めてきましょう。
・可能なら、誰かを連れて行きましょう。子どもがうるさかったり、見ている必要があるような場合、あなたが医師と話をしている間、一緒に行った人が子どもの面倒をみてくれると助かります。

・医師に心の準備をさせましょう
・医師が部屋に入ってきたら、あなたがこの受診を楽しみにしてきたこと、いくつか質問があることを医師に伝えましょう。質問するのは今がよいか検査の後のほうがよいか、医師に尋ねましょう。
・質問は前置きから始めましょう。自分の子どもが稀な病気を持っていることをあなたがわかっていること、そのケアをするには、あなたと担当医との協力関係が必要であると考えていることを伝えましょう。

・「アサーティブ」でいましょう
(
訳者注:アサーティブ(assertive)とは、直訳すると「自己主張すること」です。しかし、自分の意見を押し通すというのではなく、相手の権利を侵害することなく、誠実に対等に、自分の要求や意見を表現することを、アサーティブといいます)
・前向きな態度でいると、否定的あるいは攻撃的な態度でいるより、得るものが大きいということを覚えておきましょう。
・威圧しないようにしましょう。医師は私達と同じように、一度に片足ずつしかパンツをはけません。また私達と同様に、忍耐と理解をありがたく思うものです。これらのことは、良好な関係を築くのに大いに役立つでしょう。
・医師が、時間が限られていると言うならば、それは多分にそうなのでしょう。あなたの全ての質問に今すぐ答えるためにあと30分費やせば、待合室は怒った患者でいっぱいになってしまうでしょう。「アサーティブ」な対応とは、あなたの質問に答えるためだけに、改めて受診予約をとることを提案することです。
・もし医師があなたと話し合うことに気が向かなそうにみえるなら、そう言いましょう。「Smith先生、もし可能なら、このことについてもっと詳しく話せると本当にありがたいんですけど。あなたがこれ以上話したがっていないように、私は感じます」と。そうすれば医師に、説明するチャンスを与えることになります。

・良好な関係を築くには時間がかかるものだいうことを覚えておきましょう。
・医師に求める、本当に大切なことが何かを考えましょう:例えば、知識、技術、経験です。そうすると、あればそれにこしたことはないけれど、よい医療のために必ずしも必須ではないことが何かがわかります。例えば、ユーモアのセンスやあたたかくフレンドリーな人柄などです。医師がこれら全てを兼ね備えていれば素晴らしいことですが、そうではないとき、その医師との関係を続けていくべきか悩んだら、優先順位を考えましょう。
・自分の子どもの病気について自分自身が学びましょう。子どものよい擁護者であるためには、WAGR症候群に関連する状態について学ぶ必要があります。しかし、医師に情報をどのように提示するかには、よく注意しましょう。例えば、「WAGR症候群の患者のための疾患管理」のコピーを共有するのは役立つとは思いますが、たくさんのメールや医学論文の山をもっていくのは好ましくないでしょう。あなたが情報を示す時は、ポジティブな方法でやりましょう。例えば、「無虹彩の子どもは6か月ごとに緑内障の検査を受けるべきだと読みました。麻酔下で検査をする是非について話し合いませんか?」とあなたが言って、「何でそれを読んだのですか?」と医師が知りたがれば、資料を提示すればよいのです。
・医療スタッフとも良好な関係を築くよう努力しましょう。笑顔や感謝の言葉は、看護師、技師、事務職員を、子どもが最善のケアを得るための味方にするのに大いに役立つでしょう。

最終更新日:20152
Kelly Trout, BSN, RN
Health Consultant
International WAGR Syndrome Association

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